≪インタビュー≫語学力を仕事に!目白大学 中国語学科卒業生が語る留学・キャリア体験とオリジナル台北ツアー紹介②
- Manettia編集部
- 7月30日
- 読了時間: 5分
目白大学とのコラボ企画、第二弾!
語学を学び、留学を経てキャリアにつなげた丸山千尋さんのリアルな経験談をお届けします。中国語との出会いから上海留学、就職活動まで語ってくれました。さらに、丸山さんおすすめの「台北満喫女子旅」もご紹介。これから語学を学びたい人、中華圏に興味がある人にとって、ヒントがたくさん詰まったインタビューです。

◆それでは作ってもらった2泊3日の台北ツアーについてお伺いします。テーマが「台北満喫女子旅 ~観光・グルメ・お土産・写真映え~」となっていますが、実際ご自身が行った場所で作成されたのですか?
丸山さん:はい、ほぼ実際に行ったことがある場所です。台湾には歴史的な建造物や伝統を感じられる場所も多いと思いますが、今回は女子旅というテーマに合わせて台北を余すことなく楽しめるツアーを作ってみました。

◆1日ずつおすすめポイントを教えてください。まず1日目は?
丸山さん:1日目のおすすめは、2つの夜市を巡ってローカルフードを味わうことです。実際に旅行で訪れた際、寧夏夜市で見つけた「爆漿脆皮魷魚(イカのお腹の中にキュウリを詰めて油で揚げたもの)」がとても印象的で、食べてみたらすごく美味しかったのでおすすめです。また、牡蠣オムレツもガイドブックやテレビでよく紹介されているので、ぜひ食べてみてほしい一品です。士林夜市は台北で最大級の規模を誇る夜市なので、台北に来たらぜひ一度は訪れてほしいスポットです。


◆ツアーの中に夜市が3つ入っていますが、やっぱり台湾と言えば夜市ですか?
丸山さん:やっぱり夜市は、台湾旅行で絶対に外せないスポットです!私自身も台湾に行ったときに3つの夜市を回ったので今回のツアーにも盛り込みました。たとえば「士林夜市」は食べ物はもちろん、ファッションやコスメのお店も多くて、初めての台湾旅行にもおすすめです。B級グルメを思いっきり楽しみたい方には「寧夏夜市」がぴったり、ローカル感があって食べ歩きが楽しいです。SNS映えを狙うなら「饒河街夜市」ですね。食べ物も美味しいですが、カラフルな提灯など写真を撮りたくなるスポットがたくさんあります。

◆それでは2日目のポイントは?
丸山さん:2日目のおすすめは、十分と九份です。個人で行くと時間がかかることや、時間帯によってはタクシーがなかなかつかまらないこともあるので、ツアーを利用するのも一つの方法だと思います。ただ、ツアーだと各スポットでの滞在時間が限られるので、もっと自由に観光したい場合はチャーター車の手配をおすすめします。また、十分や九份はかなり歩くので、1日の最後にマッサージを組み込みました。


◆3日目のポイントは?
丸山さん:3日目は、お土産選びがおすすめです!台湾で有名なのはパイナップルケーキですが、私のおすすめは甜滿のネギヌガークラッカーです。甘じょっぱくて美味しいので、ぜひお土産に買ってみてほしいです。また、永康街(ヨンカンジエ)は雑貨屋さんが多く、見て回るだけでも楽しめます。かき氷屋さんもたくさんあるので、疲れたときのリフレッシュにぜひ食べてみてください。

◆このツアーは西門駅付近のホテル宿泊を想定して作成されていますが、西門駅近くのおすすめのホテルはありますか?
丸山さん:「ホテル ミッドタウン リチャードソン(徳立荘酒店)」に泊まったことがあります。MRT西門駅から徒歩1分ほどとアクセスが良く、清潔感もあって快適に過ごせるホテルです。西門駅は台北駅から2駅と立地も便利で、周辺には飲食店やショッピングスポットがたくさんあります。若者に人気のエリアで、「台湾の原宿」と呼ばれるほどにぎやかで、散策しているだけでも楽しいです。

◆台湾に行くときによく使う航空会社はありますか?
丸山さん: 日本から近くてフライト時間も短いため、LCCを利用することが多いです。以前台湾へ行ったときは、タイガーエアを利用しました。
◆先ほどネギのヌガークラッカーが好きと言っていましたが、ほかに好きな台湾料理はありますか?
丸山さん:夜市で売っているさつまいもボールに梅の粉をかけてもらうのが好きです。どこの夜市でも見かけますね。
◆中国と台湾、どちらも行かれたことがあると思いますが、同じ中華圏でも雰囲気は違いますか?
丸山さん:私は少し違うと感じました。中国も台湾もどちらも大好きですが、台湾の方が親しみやすく穏やかでフレンドリーなイメージがあります。台湾では日本語を少し話せる人が多いことから、そう感じたのかもしれません。一方、中国はエネルギッシュでスピード感があり勢いを感じましたが、台湾に比べると少し距離を感じ外国人に対してはあまり関心がない人が多いかなという印象です。ただ、仲良くなるとびっくりするくらい親切にしてくれます(笑)。
◆それでは最後に中国語学科で学んでいる後輩や進路に迷っている学生へメッセージをお願いします。
丸山さん:いま中国は世界的に大きな影響力を持つ国の一つで、「どこに行っても中国語を耳にする」と言われるほどグローバルな存在です。中国語を話せることは、それだけで大きな強みになると思います。たとえ直接中国語を使う仕事に就かなくても、中華圏の方と関わる機会は意外と多く、語学力を活かせる場面は必ずあります。また、中国語を学んだ経験は異文化理解や柔軟な考え方を育て、視野を広げてくれるものでもあります。進路に悩むこともあるかもしれませんが、中国語を学んできたことは必ずどこかで役に立ちます。自分の可能性を信じて、さまざまなことにチャレンジしてみてください。
インタビュー①はこちらから
(text&edit:Tomoko Takeuchi、photo:Kiyori Matsumoto)



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