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【撮り下ろし&独占インタビュー】来春台湾で放送される青春ラブストーリー『轉過頭,幫你擦眼淚』(英題:Smile After Tears)。メインキャストのホー・イエンカイ、チャン・ジュンジア、チェン・ディヤオチンに独占インタビュー「ドラマを音楽で表すとロースピードのロマンチックな音楽」

2025年10月30日、アジアを代表するマルチコンテンツマーケット「TIFFCOM2025」の台湾パビリオンにて「TAIWAN DAY」の記者会見が行われ、青春ラブストーリー「轉過頭,幫你擦眼淚(英題:Smile After Tears)」が紹介された。


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この作品はサバイバル番組『原子少年2』出身の、ホー・イエンカイ(禾雁凱/ARKis)、チャン・ジュンジア(張鈞嘉/F.F.O)、チェン・ディヤオチン(鄭彫秦/ARKis)の3人がメインキャストを務めており、また台湾の人気オーディション番組を多数制作し数々のアイドルを輩出してきたTPOP ENTERTAINMENT(踢帕娛樂)が初めて手がけるドラマ作品となっている。



記者会見後、インタビューを行いました(ドラマの内容にふれるシーンがあります)。

 

写真:左から チェン・ディヤオチン(鄭彫秦)、チャン・ジュンジア(張鈞嘉)、ホー・イエンカイ(禾雁凱)
写真:左から チェン・ディヤオチン(鄭彫秦)、チャン・ジュンジア(張鈞嘉)、ホー・イエンカイ(禾雁凱)


◆演じたキャラクターを一言で表すとどんな人物ですか?

ホー・イエンカイ(以下、イエンカイ):外見は近寄りがたそうに見られますが、中身はとても柔らかい人です。あとお金持ち(笑)。

 

写真:ホー・イエンカイ(禾雁凱)
写真:ホー・イエンカイ(禾雁凱)


チャン・ジュンジア(以下、ジュンジア):明るくて可愛くて、ムードメーカー。そしてすごくポジティブな性格の役です。

 

写真:チャン・ジュンジア(張鈞嘉)
写真:チャン・ジュンジア(張鈞嘉)


チェン・ディヤオチン(以下、ディヤオチン):僕の役もすごく明るくて、そしてチャン・ジュンジアを守りたい役です。


写真:チェン・ディヤオチン(鄭彫秦)
写真:チェン・ディヤオチン(鄭彫秦)

 


◆役作りのために意識したことや準備をしたことがあれば教えてください。

イエンカイ:僕にとって一番難しい演技は泣くことです。友達が多いタイプではないので、激しい感情を経験したことがあまりなくて、プライベートで泣くこともほとんどなかったんです。だからこの役のために泣くことを練習しました。演技で泣けるようになった時は“私も泣くことができた”と、感動しました。

 

ジュンジア:演じる役は僕自身の性格とは正反対です。僕は話すスピードも遅いです。だから撮影の時いつも監督さんに撮影する前は運動してテンションを上げてくださいと言われていました。

 

ディヤオチン:2つ準備しました。1つは、撮影を始める前は、筋トレやバスケットボールの経験がありませんでした。だからホー・イエンカイに筋トレを教えてもらいました。またバスケットボールは他の人にお願いして教えてもらいました。もう1つは、僕は舞台で演じた経験があります。舞台で演じているときは360度で演じないといけませんでしたが、カメラの前で演じる時は180度の演じ方をしないといけない。そのことに慣れておらず何回も監督さんに動きが激しすぎると言われ、それを直すまでは時間がかかりました。

 

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◆監督のアドバイスで、心に残っている言葉はありますか?

イエンカイ:自分で言うのが少し恥ずかしいんですが「泣き方が素晴らしい」と褒めてくれました。とても嬉しかったです。


ジュンジア:僕はこの作品がデビュー作品だから、なかなか泣くことができませんでした。でも泣かないといけないシーンがあって。でも、全然、どう頑張ってもなかなか涙が出てこなくて・・・。監督が「君のことを本当に信じてるよ。必ずできる」と言ってくれて、その言葉にすごく感動して泣いてしまいました。それとは別に、同じシーンで泣けなかったときに、監督が「でも他の人たちは君を信じてないみたいだよ」と冗談っぽく言ってきて、私は本気にしてしまってすごく驚きました。撮影後に「さっきのはただの冗談だよ」と笑われました。

 

ディヤオチン:自分が考えた役作りのイメージは“完璧な存在で100点満点の恋人”でした。だから撮影初日は自分の魅力を一生懸命だして演じました。でも、監督にそうではなく隣でチャン・ジュンジアを守っている感じの役だと言われ修正しました。


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◆BL作品ということで、仲良くするために特別におこなっていることはありますか?

イエンカイ:実はこの3人はすごい仲がいいです。昔同じ番組に出たこともあるので、ドラマの撮影前から知り合いです。だからすごい仲が良いです。ドラマの撮影をする時は、あまり一緒に役者同士はご飯食べには行かないんですけど、この3人はいつも撮影が終わった後に近くのレストランに行っています。だから撮影した場所の近くのレストランには3人で全部行きました。

  

◆3人で食べた料理で、一番美味しかった料理はなんですか?

3人:魯肉飯!!!

 

ディヤオチン:あと、日本の団子。撮影現場の近くに売っている店があってとても美味いです。いつも買いに行っています。

 

◆ドラマの中のお気に入りのシーンを教えてください。

ディヤオチン:物語の後半で思いを寄せているチャン・ジュンジアがとても悲しむことがあります。その時彼を自分の家に連れていくシーンが1番好きです。自分の役の感情を表すシーンだと思っているのでそのシーンが一番好きなシーンです。

 

ジュンジア:ホー・イエンカイと水族館でデートをするシーンがあります。そのシーンがとても美しいです。光の当たり方や水族館の中の魚が泳いでいるシーンが僕にとってはとてもロマンチックなシーンです。一番見どころがあるシーンだと思います。

 

イエンカイ:一番好きなシーンは、私が初めてジュンジアを秘密の場所に連れて行く時のシーンです。撮影の時の天気もすごく良く、星もとても綺麗に見えました。

 

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◆この作品は音楽も大切な要素で、みなさんも音楽活動をされていると思います。この作品を“音楽”で表すとしたらどんな音楽でしょうか?

イエンカイ:ロースピードのロマンチックな音楽ですね。

 

ジュンジア:同じです。ギターはドラマの中心の楽器。エレクトリックギターではなくアコースティックギターの雰囲気がこのドラマを表現できると思います。

 

ディヤオチン:自分が演じる役と彼らの演じる役とではストーリーラインが少し違います。だから多分雰囲気がちょっと違います。自分の役から見るとドラマの前半は激しい音楽で、後半になるとだんだんスローになってさっき二人が話したような雰囲気になります。

 

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◆青春時代をテーマにした作品ですが、青春の思い出はありますか?

ディヤオチン:私が通っていた高校は少し特別な高校で、学校の伝統として軍隊の歌と体操作って競うというイベントがありました。歌と体操は自分たちで作らないといけないのですが、その時クラスのみんなが自分の意見をたくさん聞いてくれました。結果、賞は取れなかったのですがとても大切な思い出です。

 

ジュンジア:自分の青春はこのドラマのテーマと全く同じです。高校生と大学生のときに軽音部に入ってギターを弾いていました。みんなの前で演奏することもありました。だからこのドラマの撮影中もいろいろ昔のことを思い出していました。

 

イエンカイ:ジュンジアの青春に私はいませんでした(笑)

 

一同:(笑)

 

イエンカイ:私は中学生の時に軽音部に入っていました。だから撮影の時は昔の自分を思い出していました。そして昔の自分はとても情熱的で勇気もありました。そういう思い出があります。

 


◆このドラマのタイトルには“涙を拭う”という言葉がありますが、自分の心の涙を拭う方法はどんな方法ですか?

ディヤオチン:自分は話すタイプですね。誰かと話すと早く元気になります。いつもこの二人に話をたくさん聞いてもらっています。

 

イエンカイ:落ち込んでいる時は自分が安心できる場所で一人きりになって、音楽を聴きながら色々考えます。そのままの気分で寝て起きたら元気になっています。

 

ジュンジア:自分は落ち込んでいるときはいつも海を見に行きます。海を見て波の音を聞いたらすごく落ち着きます。

 

◆海にはすぐ行けるんですか?

ジュンジア:遠いです。だからいつも落ち込まないように頑張って、溜まったら海を見に行きます。

 

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◆それでは最後に、ファンの皆さんに一言、お願いします。

ディヤオチン:ドラマ『轉過頭,替你擦眼涙(英題:Smile After Tears)』を日本のファンのみなさんにも応援していただきたいです。そして僕とホー・イエンカイは同じグループ「ARKis」。チャン・ジュンジアは「F.F.O」というグループのメンバーです。これから日本の皆さんともっとお会いしたいと思っています。

 

ジュンジア:今年グループで2回、僕は今回で3回目の来日です。初めては新潟県、2回目は佐賀県に行きました。だから僕は日本ととても縁があると思っています。自分の所属しているグループに日本人メンバーがいるということもあって、日本のファンの方もいらっしゃるので今後は日本でファンの人たちと一緒にイベントなど出来たらいいなと思っています。

 

イエンカイ:チャン・ジュンジアのグループ「F.F.O」が新潟県で撮影したミュージックビデオの曲名は日本語で「大丈夫」という曲名です。僕も日本文化や日本料理が大好きだから、これからもっと日本に来て日本のファンと日本でお会いしたいと思います。



(photo&text:Tomoko Takeuchi)




「轉過頭,替你擦眼涙」(英題:Smile After Tears)作品概要

●STORY

天園高校に転校してきたチャン・ジュンジア(張鈞嘉)は、明るい高校生。実は家庭と経済的な問題でプレッシャーを感じていたが、表には出さなかった。地味に過ごそうと考えていた彼だが、クラブ活動の舞台上で歌うボーカル、ホー・イエンカイ(禾彦凱)に目を奪われる。シャオホーはジュンジャにピアノを教え、「ジアイー(加一)」という愛称を密かに付けて気に掛けるようになった。そしてバンドの練習に明け暮れる中、2人の関係はますます近くなる…。一方、バスケットボール部に所属するチェン・ディヤオチン(鄭彫秦)が、ジュンジャを密かに見守っていた。授業で落ち込んでいる時は傍らに寄り添い、手を負傷した時には手助けをする。そんな日々を過ごす中で、3人の微妙な均衡が、ある事件によって変化する…。


●CAST

ホー・イエンカイ(禾雁凱)【ARKis】、チャン・ジュンジア(張鈞嘉)【F.F.O.】、チェン・ディヤオチン(鄭彫秦)【ARKis】、クー・イートン(顧依桐)


●STAFF

監督/ジアン・ビンチェン(姜秉辰)「秘密關係 Secret Lover」                   

2026年/台湾/25分×12集(予定)

製作:踢帕娯楽


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