【オリジナルインタビュー】2026年1月公開の台湾映画『サリー』でスクリーンデビューしたタン・ヨンシュイにオリジナルインタビュー
- Manettia編集部
- 2025年12月26日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年12月27日
大阪アジアン映画祭で「来るべき才能賞」「ABC テレビ賞」をダブル受賞し話題を呼んだ台湾映画『莎莉』(原題)が、邦題『サリー』として 2026 年 1 月 16 日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開することが決定!
公開に先立ち、同映画がスクリーンデビューとなる姪役を演じたタン・ヨンシュイへインタビューをおこないました。

※本記事はManettiによるオリジナル取材で構成されています。
※映画の内容にふれるシーンがあります。
◆ご自身が演じた役について紹介してください。
タン・ヨンシュイ:『サリー』で私が演じたのはリン・シンルーという女の子です。シンルーはとても純粋で可愛らしい存在で、叔母と一緒に過ごしたり、おしゃべりをするのが大好きです。また、叔母がマッチングアプリを使い始めるきっかけを作る存在でもあります。口は悪いけれど情に厚く、感情豊かで思ったことを素直に口にし、愛されることを求めているとても魅力的で、同時に胸が締めつけられるようなキャラクターだと思いました。

◆役を演じるうえで、特に大切にした感情やポイントは何ですか?
タン・ヨンシュイ:劇中では主に叔母のフイジュン(エスター・リウ)や叔父ウェイホン(リン・ボーホン)との家族のシーンが多かったので、家族同士の自然なやり取りや気持ちを何より大切にしました。私たちが本当に家族で、お互いを思いやり、大切にしているということが伝わるよう意識しました。
◆監督からはどのようなアドバイスや演出がありましたか?
タン・ヨンシュイ:『サリー』は私にとって初めての作品で、当時は演技経験のない普通の高校生でした。監督はとても自由にさせてくれて、撮影中はエスター・リウさんやリン・ボーホンさんと自然に接するようにしてくれました。私がその瞬間に感じた気持ちや感情を大切にしてくれて、そのエネルギーの流れに身を任せて自然に表現するよう導いてくれました。

◆主演のエスター・リウさんとの共演で、特に印象に残っているシーンや瞬間はありますか?
タン・ヨンシュイ:屋上でタバコを吸うシーンと、ラストにゲームセンターで叔母と再会するシーンがとても印象に残っています。この2つのシーンは、私が初めて涙の演技をした場面でもありました。エスター・リウさんは私を役の世界へと導いてくれて、撮影が始まった瞬間、本当に家族のように私を見てくれていると感じました。私自身もエスター・リウさんを大切な家族のように思い、彼女が去ってしまうことが寂しく感じました。私を受け止めて気にかけてくれたことにも深く心を打たれました。

◆最後に、日本のファン、そして映画の公開を楽しみにしている観客の皆さんへメッセージをお願いします。
タン・ヨンシュイ:『サリー』は、私が演技の世界に踏み出すうえでとても大切な作品であり、初めてスクリーンの中で私のことを皆さんに見てもらえた作品です。映画の中で描かれている台湾の農村という舞台は、皆さんにとって少し馴染みがないかもしれませんが、『サリー』はきっと心に届き、笑顔をもたらし、人の心を動かす作品だと思います。ぜひ大切な人と一緒に映画館へ足を運び、共に笑い、共に涙していただけたら嬉しいです。
(text:Tomoko Takeuchi)

【story】
台湾の山間部でファームを営む38歳の女性、フイジュン。⻑年面倒を見てきた弟の結婚式を間近に控えている。独り身のフイジュンを案ずる叔母からは結婚を急かされてうんざり気味。そんな中、姪から半ば強引にマッチングアプリに登録されたフイジュンは、“サリー”というニックネームでアプリを始めてみることに。早速、パリで画廊を営むフランス人、マーティンと知り合い、求愛される。周囲からはロマンス詐欺だと警告されるが、フイジュンは真実の愛を確かめるため単身パリへと向かう…。
監督・脚本:リエン・ジエンホン 共同脚本:エッセイ・リウ『父の初七日』
出演:エスター・リウ「華燈初上 −夜を生きる女たち−」、リン・ボーホン『僕と幽霊が家族になった件』、リー・インホン(DJ Didilong)、ヤン・リーイン『冬冬の夏休み』、タン・ヨンシュイ『キャンドルスティック』
2023 年|台湾・フランス|105 分|中国語・英語・フランス語|原題:莎莉|協力:大阪アジアン映画祭|後援:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
配給・宣伝:アニモプロデュース

コメント