2024年8月にデビュー4周年を迎えたYU。
8月11日、12日には4周年を記念したライブイベント『YU Debut 4th Anniversary Live Event〜THIS IS YU〜in TOKYO』が、よみうり大手町ホールで開催されました。
オリジナル楽曲7曲とカバー曲2曲、合計9曲のライブとその間に、新曲「remembering」「弱虫」のリリックビデオ撮影の裏側をファンと一緒に振り替えりながらのトークイベントが行われました。
最終公演のトークイベントでは、ファンからのリクエストで日本語と中国語で「4周年おめでとう!」を会場からYUに届ける場面もあり、それにこたえるようにYUもライブMCやトークイベントで何度もファンへ日本語と中国語で感謝の言葉を伝えていました。「(ライブイベントが)終わってしまうのが寂しい」と伝えた後に歌い上げたラストの楽曲「心鏡」は、言葉では表現できない気持ちや何度言葉にしても足りない気持ちが歌と共に真っ直ぐに伝わってきて、ぐっと心を掴まれました。
最終公演ではちょっとしたハプニングがあり、「心鏡」のあとに「夢中」を披露し、最後は盛り上がりの中終わりました。イベント終了アナウンス後も止まないファンからの「アンコール!」にYUが再びステージに登場。「僕が曲を作るまで待っててね」と約束をし、4周年記念ライブイベントは幕がおりました。
最終公演終了後、インタビューを行いました。
◆今回のライブイベントのテーマを教えてください。
YU:4周年ライブイベントで、テーマは「感謝」です。日頃、応援して下さる皆さんに、こういった場所を設けて僕が想いを綴る楽曲を、皆さんに直接届け「本当にありがとうございます」と伝えたかったです。ファンのみなさんとの交流もしたく、トークコーナーも入れ、会話しました。
◆セットリストでこだわったところを教えてください。
YU:いろいろ悩んだんですけど、新曲を前に持ってきました。自曲がまだ多くないのでいろいろ迷った結果が、今回の新曲「弱虫」を1番最初にもってきて、そのあとは、良きタイミングで、もう1つの新曲「remembering」を入れました。盛り上げて、しっとりして、盛り上げて、というライブの流れを作りました。僕の楽曲はバラードが多いので、最初にアップテンポの「弱虫」と「夢中」をもってきて、その後はトークも織り交ぜながら、ゆっくり聴いていただけたらいいな、と思い最終的にはこのセットリストになりました。
◆他にどんな、セットリストの候補がありましたか?
YU:それこそ、今日のファイナルでやったみたいに(笑)「夢中」をもうちょっと後ろに持ってきて、しっとりから最後は、盛り上げるのもいいなとも考えました。今日の感じも楽しかったですね。
◆今回のライブイベントで、YUさんがこだわったところはありますか?
YU:登場曲の「弱虫」の演出ですね。パッと光が流れて、消えて、僕のシルエットだけがわかるようにしてほしいというのは、僕のこだわりですね。曲調もいかにも“登場”という感じがすごくハマるんじゃないかなと思い、この登場はこだわりとしてスタッフさんにも伝えさせていただきました。
◆新曲の「弱虫」がヒーロー像をイメージした楽曲ですが、子供の頃のヒーローは誰でしたか?
YU:ヒーローか。やっぱりアニメの中ですね。主人公というより、主人公が憧れるヒーロー。主人公とは別にいるじゃないですか。「(主人公が)あいつみたいになりたいな」と思う人。師匠的な存在。そういう人がヒーローでした。
◆大人になった今、ヒーローはいますか?
YU:今、こうやってライブをやらせて頂く上では、やっぱりミュージシャンを目指すきっかけになったEXILEのATUSHIさん。憧れでもあるし、もちろんヒーローでもあります。目標と言ってもいいですし、こういう風になりたいというヒーロー像はATUSHIさんが浮かびますね。
◆ライブイベント中に、カバー曲3曲の中から観客に歌う楽曲を決めてもらう場面がありましたが、この3曲をカバー曲として選んだ理由は?
YU:「最後の雨」は、EXILEのATUSHIさんのカバーアルバムに収録されている曲の1曲なんですが、ATUSHIさんへの憧れから始まったので、4周年のタイミングで僕も好きなカバーアルバムの中から1曲やりたいという思いがあったので選びました。「メロディー」と「僕が死のうと思ったのは」は前回のライブでも披露しているのですが、前回はギター1本と歌だけでやりました。今回はバンドで新しい見せ方ができたらな、と思い加えました。
「メロディー」は僕の行きつけのお店で流れてきて、「あ、なんだろう、この懐かしむような、ノスタルジックな歌詞」と思って聴いてみたら、好きな雰囲気の曲だったので、前回も今回も入れました。「僕が死のうと思ったのは」は、昔からamazarashiさんが好きでその中でもこの曲が好きで、昔、高校生?大学生くらいかな?その時に漠然と「もしライブができるなら、披露してみたい」と思っていました。歌詞がものすごく好きなので、前回はクラシックな感じで、今回はバンドで披露しました。僕は今回のバンドバージョンの方が素敵だな、と思っているので、これもまたやりたいと思います。
◆カバー曲は、今上げていただいた3曲以外に、候補曲はありましたか?
YU:カバー曲という括りで言ったら、ライブ後半に披露した2曲「阿拉斯加海灣」「バイ・マイ・サイ」もカバー曲なんですよ。だから、今回は新しく披露するカバー曲が3曲、やったことがあるカバー曲が2曲なんですよ。もともとはこの5曲から、ファンの皆さんに、決めてもらう予定だったのですが、今回のライブイベントをやるにあたって、僕が台湾のルーツを持っているっていうことをもう1回、台湾の皆さんにも音楽という形で台湾も大事な場所なんだっということを改めて伝えたくて、「阿拉斯加海灣」と「バイ・マイ・サイ」は別で披露するセットリストにしました。
◆カバーした曲は、日頃から聴いている曲ですか?
YU:はい。日頃から聴いている曲です。
◆どんな時に聴いているんですか?
YU: 寂しくなった時かな。ちょっとしっとりとしたいとき。なんか・・・虚無じゃないですけど、寂しくなったりした時に、聴いていることが多いです。
◆カバー曲が全部しっとり系のちょっと悲しい曲かなと思いますが、アッパーな曲は候補にはなかったですか?
YU:今言われて気づきました(笑)。なんで候補曲にアッパーな曲がないんだろう(笑)。もともとバラード好きだったんですが、台湾に来てからよりバラード曲が好きになりました。台湾ってすごいバラードの曲が多くて、中国語の発音も相まってすごく素敵なバラードが多いんですよ。それでバラードばっかり聞いているので、日本語の曲でも知っている曲がバラードばっかりになって今回の候補曲もバラードになったのかな。でも今言われて気づいたので、次は明るめの曲も考えてみます。
◆台湾はバラード曲が多いのですね。台湾の曲でおすすめの曲はありますか?
YU:Ericの「受夠」。悲しい歌なんですが、ずっと、1日中この曲を聴いていた時もあるぐらい好きな曲です。このアーティストが好きでとても素敵な曲が多くて、「受夠」も好きな曲の中の1つです。
インタビュー②はこちらから
(Special Thanks:Kiyori Matsumoto/text&edit:Tomoko Takeuchi)
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